篝火の獅子舞

  • 2024.03.09 Saturday
  • 05:57

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道南地方の多くの神社祭では松前神楽が神職や宮人により演じられる。

かがり火が焚かれ、パチパチと木がはぜる。境内が浄化されいよいよ神気漂うようだ。

火には、罪や穢れを燃やす意味合いがあり心身が清められ、今更に無病息災を祈る。

 

宵宮祭は、翌日からの本祭や神輿渡御の序幕で、神域や奉仕者の浄化の祭り。概ね道南地方の神社祭では、お祓いの意味の神楽が演じられる。太鼓や笛の音が響き渡り人々は神社に集う。

 

その内の獅子舞いには、五方の手と言って東西南北を祓い、舞中、拝観者の頭を噛む仕草がある。これは人に取り付く邪気を、獅子が食んで災厄を取り除く所作という。

 

日々、俗事にまみれ、花を愛でる蝶の心を捨てがたき小生。かがり火の中、獅子に噛んでもらわなければと思うも、庵で祝詞を作文することばかりが神職で非ずと開き直ってはいる。

                  (2021年8月10日投稿を加筆修正して再投稿)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

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