雅楽:壱越調
- 2007.04.27 Friday
- 23:27
壱越調は、総体的にあっさり吹きます。
笛は「ヒィリチ」の掛吹きを生かして、さっくり明るく吹く。
黄鐘Aや盤渉Bの高音部が比較的多く、篳篥も黄鐘の多い曲調ですので軽快になります。
この調子に属する舞楽曲の「陵王」は左舞の代表曲の一つで、
楽の始まりは、音大きく2拍子に、管一杯に息を吹き入れ、付所の前の「ア」が重要なので更に音大きく、助管を導くように気合いするどく吹く。
拍子1より2の方に吹楽の重点が行くように、逆三角形のように勢いよく吹くよう心がけます。
陵王の前半は難しいですね。
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