本輪西神社神門
- 2007.09.29 Saturday
- 22:53
同期S君が宮司の神社社務所に泊めてもらい、翌朝早々に白老を発つ。
帰路、室蘭・本輪西の山背に鎮座する本輪西神社に参拝。
急峻な石段を登り切ると、辺り一面を見渡せる素晴らしい眺望。
息切れがおさまるるまで暫し鳥瞰する、鳥の目線はこうなのかと想像した次第。
神門(写真)をくぐり拝殿に進み拝礼、なにか清々しい気分。
神社を参拝すると云うことは、日々の暮らしのなかで、ともすれば心が曇ることもある。
その曇った心を清新な心根にリセットすることで、掃除の行き届いた境内の木々に囲まれた杜に佇むと、洗心し晴れやかな気分になります。
ところでこの神門、平野登代子さんと云う方が一人で奉納したものとか。
案内版の説明によれば、氏は地域の高平町に生まれる。
長じて結婚され札幌で建築会社を経営、生まれ故郷の神社に何か寄進したいとの申し出により神門建設に至ったという。
因みに、平野さんは大正11年生まれ
工費は、2,500万円
様式は、神明造、ヒバ材・銅板葺
基礎タタキは、みかげ石
平成16年8月竣工
昔は一人、あるいは数人で多額の資金や土地などを神社やお寺に寄進する方が居たものと聞きます。しかし今の時代にこれだけ多額を寄進されるとは。
他神社の事とはいえ敬意と感謝を致すばかり。当神社にもどなたか奇特な方がいないかと願うのが本心です。