挽歌

  • 2008.09.27 Saturday
  • 11:19
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当町における神徒(葬儀を神葬で行う家)さんは10軒足らずで、その内当神社で受け持つのが3軒。それくらい少ないのに6月と9月に同じ家で神葬儀を仕えました。こればかりは予想のつかないことで驚いています。

9月8日に身罷ったその方は、死期の近いことを知って、すべてに準備を整え、ある種覚悟のうえでその日を迎えられた、と思っています・・。
その人との別れはそう遠くない事と念慮をしていたものの、こんなにも早くお別れの日が来るとは露ほども思っていませんでした。

斎主を仰せつかる責任や、明日に控えるライブのこともあり狼狽もあったが、同家で6月に葬儀を為していることもあり帰幽奏上・枕直し・納棺・仮通夜祭のそれぞれは粛々と務める事が出来たのでした。

通夜祭の前の夜、予てから予定の雅楽ライブを実施。打ち上げの席では(当然のことながら葬儀のことには一切触れず)一役おえた安堵感もありメンバ−と喜び酒で盛り上がったのでした。

早起きし亡き人の心情を想念して祭詞を書き綴り、来し方を言の葉に掛けて精一杯披瀝。葬後いささかなりとも神葬に興味を持たれた次第で、祭詞は挽歌となって安鎮の歌となったのだと自問自答しています。

前の晩に雅楽ライブを実施した充足感があったからこそ、そう言えることで私にとってライブは援歌となったのでした。



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