蝦夷富士

  • 2013.06.26 Wednesday
  • 13:30

私の住む町から対岸の羊蹄山を望遠することが出来る。この山、富士山に似ている事から蝦夷富士と呼んでいます。

札幌へ行く国道230号線沿い、羊蹄山の麓の喜茂別町は、当初、岩手県からの入植(明治35年約10戸)したのが始りで、その後、、今から102年前の明治44年。大水害に遭った山梨県の農家253戸が現の花丘に入植したといいます。

記録によれば、山梨から後志各地に移住した被災農民は約3000人に及んだという。
水害の死者233人、流出家屋1万2千戸、流出した田畑760ヘクタ−ル。喜茂別をはじめ京極や倶知安など羊蹄山麓一帯に入植し終の棲家としで再起を図った、とのこと。

この地を選んだ理由は「富士山に似た羊蹄山があるから」で、富士山は甲州人の誇り、故郷の象徴なのです。
厳しい開拓作業の合間に仰ぎ見る「蝦夷富士」にふるさと富士の高嶺を重ね合わせ、決死の覚悟で渡道したとはいえ望郷念忘れ難きであったのでしょう。

本家、富士山が世界遺産に選ばれたのを因んで記録を収集してみました。

130626_122312.jpg
     羊蹄山(ガイドブックから転写)

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